マルコ、ロン、キャサリン、ピーター、ペッチノ、ティム、そしてカスミ。惨劇から何とか生き残った7人は、施設からの脱出を試みる。だがモンスターに襲われる者、メドゥーサが発病し石化する者、ジワジワと1人ずつメンバーが犠牲になっていく。さらに生と死の狭間でカスミの頭にある疑念が生まれていく。それは生存者の中に紛れ込む資格者以外の人間の存在。
一体誰が? その目的は? そして突破口の見出せないカスミたちの前に現れる、施設を主催する男ヴェガ。明らかにされた秘密により、物語は新たな局面へと到達する。
いつとも知れぬ発症の危機に怯えながら、生き残り、施設の心臓部へと辿り着いたカスミの前に現れたのは、別れたはずのシズクだった。予期せぬ再会がもたらすのは脱出への最後の希望か? それとも再びはじまる絶望への序章なのか? 複雑に絡み合う物語は、衝撃のクライマックスを迎える。