King of Thorn いばらの王

用語集

いばら姫(Sleeping Beauty)

グリム兄弟やペローが採話している有名な童話。日本では「眠れる森の美女」とも呼ばれる。大まかなストーリーは以下の通り。

昔、あるところに仲睦まじい国王夫妻がいました。なかなか子供を授からないお后様のところに不思議なカエルが現れて言いました。「神様が子宝を授けてくださるでしょう」。その預言どおり念願の女の子を授かって、国王夫妻は祝宴を開きます。国の中からも外からも大勢の客がやってきました。中でも、特別なのは13人の魔法使いたち。その力で、魔法使いは姫の将来を約束します。ところが魔女たちに用意した特別な黄金の皿は、12枚しかありませんでした。除け者にされたと考えた13番目の魔女は、客宴の途中、12番目の魔女をさえぎって恐ろしい呪いを唱えました。「姫は15歳の誕生日に糸車の針に刺されて死んでしまうだろう」。しかし、まだ魔法をかけていなかった12人目の魔法使いが続けました。「姫は死ぬのではなく、かわりに百年の間眠り続ける」と。預言どおり、15歳の誕生日に姫は針に刺されて100年の眠りについてしまいました。お城は見る見るうちに大きないばらに覆われ、ずっと昔からあった森のようになりました。いろいろな国からたくさんの王子たちが姫を助けに来ました。しかしいばらの森は深く、助けに来た王子たちは皆、いばらに飲み込まれて命を落としていきました。しかし100年後、今度は勇敢な王子が姫を助けに来ました。いばらの森の奥深く、とうとう姫の眠る部屋に辿り着いた王子。ついに姫は目を覚まし、二人は結婚して幸せに暮らしました。

メドゥーサ(Medousa)

正式名称は後天性細胞硬化症候群で、A.C.I.S.とも呼ばれる。数年前から世界的に蔓延し、原因経路不明・致死率100%を誇る奇病として恐れられる。発病まで30~60日という潜伏期間を経て、感染者は12時間のうちに石化の道を辿る。人口の極端な減少に拍車をかけるのみならず、労働力・経済の低迷、犯罪・難民の増加、終末思想の形成など多方面で甚大な被害を及ぼしている。一方で、メドゥーサはウィルスではなく、人間を新たなステージに押し上げる媒介とする愚説珍説と一笑にふされる仮説も存在する。

メドゥーサ(Medousa)
コールドスリープカプセルセンター(Cold Sleep Capsule Center)

メドゥーサの患者が治療法を未来に託して冷凍睡眠につくための最新鋭施設。ヴィナスゲイトが卓越した科学技術、財力、政治力を結集し、スコットランドの古城の中に作り上げた。統括管理制御システム・アリスと連携することで、100年以上その機能を維持することができる。また、アリスは睡眠状態にある患者に自在に夢を見せることもできる。収容される資格者160名は、全世界から公募で選ばれたとされている。施設の起動日は2015年10月13日。その本当の目的は……?

コールドスリープカプセルセンター(Cold Sleep Capsule Center)
ヴィナスゲイト(Venus Gate)

コールドスリープカプセルセンターを実用化した、アメリカの大手化学メーカー。長年の間アメリカの政権与党との強力な結びつきがあったが、ヴェガがCEOとなった現在、終末思想を唱えるカルト教団が大株主となり、製品の発表がほとんどない状態が続いている。

ヴィナスゲイト(Venus Gate)
アリス(Alice)CV:久野美咲

コールドスリープカプセルセンターの統括管理制御システムの名称。城、周辺設備までをも100年以上維持させる機能を持つ。インジケーターブレスレットをつけた人間を保護対象者とみなし、体調、心理状態をモニター。個人記録、生体データ、遺伝子情報までをもバックアップする。また患者の体内に埋め込んだ生体チップと連動して、コールドスリープ中に見る夢さえもコントロールすることが可能。ヴェガがロシア内務省時代に出会った、不思議な少女にちなんで名づけられた。

アリス(Alice)CV:久野美咲
モンスター

コールドスリープカプセルセンターを徘徊し、人間を襲う異形のモンスター。進化の末の姿か、何者かが人為的に作り出したのかは不明だが、なぜかティムの好きなゲームに出てくるモンスターと特徴が酷似している。メドゥーサは人間にしか感染しないはずだが、死亡時には石化する。

デモンザウルス  Demonsaurus

デモンザウルス Demonsaurus

ソードフィッシュ  Swordfish

ソードフィッシュ Swordfish

ヘルワーム  Hellworm

ヘルワーム Hellworm

デスバット  Deathbat

デスバット Deathbat